ある一冊の本を読んで、私は深く感銘を受けました。
『R・E・S・P・E・C・T リスペクト』ブレイディみかこ著
自分の本心に気付いて「はっと」させられました。
私の心に大きな風穴が開き、自分に何が足りないのが分かりました。
インスピレーションを受け、とても気持ちの良い風が心に吹き抜けてます。
自分で自分自身を差別している
まさにそうです。
子供と二人きりの世界で、息を凝らし静かに暮すしかないと思い込んでいました。
私たちは人の支援がないと生きられない社会的弱者。
社会の迷惑だと思われても仕方がない。
世間の理不尽、不平等に対して、
人に迷惑をかけて生きているのだから。
自分を無理やり納得させて生きていました。
当然、他人を信用できる訳がありません。
と言って下さる方々の本心をずっと疑って生きてました。
当事者ではない方々に一体何が分かるというのだろう?
綺麗なことを発言するご自身に心酔しているだけでは?
弱者じゃない人に対してはみな親切だよね。
弱者は他人からの温情、厚意をたやすくもらえないと思ってました。
どうして社会的弱者が生まれるのか
なぜ皆、平等に生きていくことができないのでしょうか。
どこの世界でも社会的弱者は必ず存在します。
我が子同様、弱者は生まれた時にはすでに何かを奪われている、
恵まれない環境、条件の下に生まれています。
不可避な不幸、不運により社会的弱者になってしまっただけ。
努力で回避、挽回できるものではなく、自己責任の範疇ではありません。
生きとし生けるもの、分け隔てなく生きる権利を持ってます。
社会的弱者だからと息を殺し、物音も立てずひっそりと暮さなくてもいいのです。
この言葉をやっと自分の腑に落としいれることができたと思います。
私たちは排他され社会に認めてもらえない存在。
不運、不幸を呪い、自己責任だからと自分を蔑み諦めるのではなく、
人として自分らしく生きることを追求していきたい。
この本を読んでもう一つ大事な気持ちを思い出しました。
人って温かいですね。人を信じていいのだと確信しました。
このように生きる勇気を与えてくれる温かい本を書く方々がいる。
非当事者の方がある社会運動をテレビで見て共鳴し、
社会問題は他人事ではないと感じてくれた。
(ネット情報では著者は貧困家庭出身の方だそうです。)
(喉元過ぎれば熱さを忘れると言いますが、共鳴して頂けたことに感激しています。)
このような素晴らしい本を執筆して世間に対して社会的弱者の思いを代弁している。
この本こそがまさに人を信じていいのだよという証です。
(その続き・・・↓)
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